今の世の中、とにかくモノであふれている。
だからこそ「断捨離」とか「ミニマリスト」という考え方を持つ人も増えたのだろう。
数年前の私は、ブランド品に憧れ、夜勤明けになると何かにつけ「夜勤を頑張ったご褒美だから」と衝動買いをし、大して調べもせず流行っているという理由だけで高い店に食事に行った。
この数年で大きく変わったことと、人のオススメでモノを買わない理由を簡単にまとめてみる。
物欲はコントロールできる
減らない物欲に苦しんだ過去
思えば私は昔から物欲が多かったと思う。
と、いうか「欲深い人間だった」のかもしれない。
体重も多いし、お金を使うときは後さき考えずに使ってしまう。
それでも独身時代はまだよかった。
親に決められた金額を生活費として支払えば、あとは誰に文句を言われるでもなく、貯金をしなくてもその日暮らしでやっていけていた。
しかし、結婚するとそうもいかない。(当たり前だけれど)
夫も収入が多い方ではなかったので、生活費は2人で出し合う形でスタートした。
しかし、月末になるといつも赤字。
特に私はクレジットカードをよく使っていたため、翌月の支払日を境に金欠になる→再びカードで支払う…という魔のループを繰り返していた。
物欲が減ったきっかけ
私の物欲が減ったのは、ほんの1年前(2019年)だ。
単純に退職したことも一因だったけれど、一番は自分の持ち物を把握したこと。
退職して時間ができた私は、部屋中のモノをひっくり返して片付けを始めた。
ぎゅーぎゅーで苦しそうな洋服たちを解放し、使えないボールペンを束にした。
とうに終わっている何かのキャンペーンチラシや何となく捨てられずに置いていた葉書。
とにかく我が家にはモノがたくさんあった。
欲しいと思って買ったバッグは、クローゼットの中で出番を待ち続けている。
可愛いだけで買ったノートは使い勝手がイマイチで1ページ目の数行で書くのをやめてしまった。
この状況を客観的にみた私は「モノを増やさない」と決めた。
モノを増やさないためにしたこと
ただ「モノを増やさないぞ!」と意気込んだところで物欲が完全になくなるわけじゃない。
じゃあ、具体的にどうしたのかを書いていく。
服は1着買ったら1着捨てるつもりで買う
クローゼットが延々と広がるなら、私は服を捨てなかったかもしれないが、程よい広さのおかげでこのルールができた。
捨てるのがもったいないので、結果的にあまり買うことがなくなった。
お気に入りの服は買うこともあるけれど、デザインは長く着られるモノを選ぶ。
流行の物だと、ワンシーズンで着られない・・・なんてこともあるから。
欲しいモノのリサーチを徹底的にする
私はリサーチが好きだ。
好きなブランドは創業からの歴史を調べることもあるし、家電はAとBがどう違うのか徹底的に調べる。
そうこうしているうちに「本当に必要か」迷うこともあり、迷うようなら一旦考えるのをやめる。また「欲しい」という気持ちが出てきたら再度リサーチをする。
もともとリサーチは好きだったけれど、購買欲を前にリサーチ力を発揮することができずこれまで何度も衝動買いをしていた。
そのせいで似たものを買ってしまったり、買ってみたけどしっくりこない、なんてことも。
今は、とにかく時間をかけてリサーチをし、その上で買ってもいい、と自分が納得したモノは買うようにしている。
おかげで私の周りには少しずつ「本当に気に入ったモノ」が増えてきた。
人のオススメでモノを買わない理由
まとめ
今日は、過去に物欲が強くて衝動買いに悩んでいた私が「今日からできること」をいくつか紹介した。
なんのテクニックもお金もかからない方法だ。
その方法は二つ。
・自分の持ち物を把握して衝動買いを減らす。
・欲しいモノのリサーチを徹底する。
衝動買いやお金の使い方に悩んでいる人は、まず上記の2つを意識してやってみてください。